書籍『ストーリーブランディング』
ストーリーブランディング

『真実』はある村に入っていった。
すると村人たちが彼を罵りはじめた。

悪罵を浴びせる村人たちに追い出された彼は、
次の街に入っていった。

しかし、その人々もまた
彼につばを吐きかけ、罵り、彼を町から追い出した。



『真実』は一人寂しく次の街へと向かった。
自分に合って喜んでくれる人、
腕を広げて自分を抱きしめてくれる人に
出会いたいと思いながら。

そうやって彼は3番目の町に入っていった。
真夜中だったが、夜明けの澄んだ光の中で
『真実』を見れば町の人々は
幸せになるのではないかと彼は思った。

しかし、彼を見る町の住民は家に駆け込み、
戻ってきて彼にゴミを投げつけた。

『真実』は町を逃げ出し、
泣きながら森の中へと入っていった。

ゴミを洗い落とした彼が
ふたたび森の端まで戻ると、
陽気に笑ったり歌ったりする声や
手を打ち鳴らす音が聞こえた。

『物語』が街に入ってくるのを見て
町の人々が大歓迎していたのだ。

彼らは『物語』にあげるために
新鮮な肉屋スープやパイや焼き菓子を
家から持って出てきた。
『物語』はにこにこしながら
人々の歓迎を受けていた。

日が暮れるまで『真実』は
森の端ですすり泣いていた。

町の住人は軽蔑した顔で
知らんふりをしていたが、
『物語』は『真実』に会いに街の端までやって来た。

『真実』は『物語』に、
自分が町の人々にいじめられること、
そのために悲しく寂しい思いをしていること、
人々に受け入れられ認められたいと
強く願っていることを『物語』に話した。

『物語』は目を落とし、
ちょっと脇の方へ目をそらして言った。

「みんながあなたを受け付けていないのは当たり前よ。
裸の『真実』なんか誰も見たくないのよ」


『物語』は『真実』を哀れに思い、
これを着るようにと
彼女のカラフルで美しい衣を『真実』に渡した。

『物語』の美しい衣をまとった『真実』は、
『物語』と一緒に近くの町へ歩いていった。

町の人々は2人を見て好意に満ちた温かい挨拶を送った。
『物語』の衣をまとった『真実』はとても美しく、
ついつい目をやりたくなるくらいだった。

その日以来、『真実』は『物語』と
一番親しく旅を続けている。

そして『物語』の衣をまとうと、
裸のときよりもずっと

人々に受け入れてもらえることを
『真実』は知っている。

書籍『ストーリーブランディング』p.244
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いかがでしたでしょうか?

これは
人々が求めているのは

真実(事実)ではなく「物語」

という話なのですが、

これはビジネスの世界にも
当てはまります。

商品・会社の誕生秘話に
拍手喝采する人はいても、

円グラフに対して、
拍手喝采する人はいません。

物語に出会うために
映画館へ行く人はいても、

事実を淡々と語るプレゼンを
聞きに行きたい人はいません。

逆に言えば、
物語の力はそれだけ
私たちの心を動かしてしまう
のです。

もしあなたが
この物語の力をビジネスに応用する方法を
知りたいと思うなら

その方法を具体的に記した
書籍『ストーリーブランディング』を
ぜひ読んでみてください。

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