臆病者のための科学的起業法 P61(一部編集)
=================
仮にあなたは、
地元の人気レストラン
「ザ・ステーキ・ハウス」の経営者
だとしよう。

ある飲み会の席で、あなたと友人は
2つの新規事業アイデアを思いつく。

1.「ザ・フィッシュ・ハウス」という
レストランを地元にオープンする。

2.ステーキ肉の卸売販売業を始める。

================== 


さて、あなたなら
どっちの事業を始めるべきだと思いますか?


1番ですか?2番ですか?
少しだけ考えてみて下さい・・・。













それでは、答えです。


「臆病者のための科学的起業法」では
次のように話は続きます。


====================
両方とも、あなたがすでに手掛けている
ビジネスといくつかの共通点を持つ。

「ザ・フィッシュ・ハウス」は
1点を除けば全く同じだ。

ステーキではなく魚料理を出せばいいだけ。


次のステーキ肉の卸売販売業は、
ステーキ肉を売る、それだけである。


しかし、こちらの場合は相違点が多い。


まず、対象となる客層は違う。

相手は地域住民ではなく、
地域の小売店となる。

ということは、
販売戦略が異なってくるわけだ。


利益幅の算出方法は違うし、
相違点はそれだけではないだろう。


「ザ・フィッシュ・ハウス」は
あなたが慣れ親しんだ業種から
わずか1歩はなれているだけ。

対するステーキ肉卸売業は
何歩分も離れている。

「ザ・フィッシュ・ハウス」は成功の可能性が高い。
ステーキ肉卸売業は成功の確率が低い。


理由は単純で知らないことが多すぎるからだ。
=====================


さて、あなたは正解できたでしょうか?


知っている、
慣れ親しんだ業界の方が
成功確率が高くなる。

これは当たり前のことですが、
なかなか人は合理的な判断が
できない生き物です。

どうしても、

やるべきことよりも
やりたいことを優先させがち。

でも、私たちがやっているのはビジネス。
成功させなければいけません・・・。

世界一の投資家として知られる
ウォーレン・バフェットは、

自分がよく知らない業界には
投資しないと決めています。


起業する時、
新たなビジネスを始める時、

大きな間違いをしないですむよう、
忘れないようにしたいものですね。



「臆病者のための科学的起業法 」では
このように成功確率の高い科学的な起業法が紹介されています。

http://www.directbook.jp/bre/